サービス残業当たり前の職場、もはや辞めるしかなかった

私は、四年生大学から新卒でアパレル会社に就職しました。職種は販売で、職場はレディスアパレルのショップでした。仕事内容は接客販売の他、入荷商品の荷さばき、店舗の清掃、レジ業務などです。売上を上げる為には何よりも接客が大事と考える会社だったので、とにかく接客に力を入れていました。どんな作業をしていようと、お客様が来店されたらお声掛けをして接客を始めなくてはいけません。店長によっては視線で無言のプレッシャーを与えられます。また、個人売上が成績の全てと考えられるため毎日記録されていました。そのことによりスタッフ間でお客様の取り合いが起きてしまい、ピリピリとしたムードが漂う時もありました。接客自体は大好きでしたが、露骨な競争意識が煩わしく感じることもありました。

入社二年目からは店長を任せてもらえました。仕事内容は以前の内容に加えて、発注業務、スタッフ教育、売り場作り、本社へのレポート提出と忙しくなりました。ですがその分だけ責任感が増してやり甲斐も感じられました。ただ、一つ納得がいかなかったのは残業代が1円も支払われなかったことです。全店舗の店長は1時間前出勤を命じられており、それも含めると毎日約3〜4時間の残業をしていました。というのも、スタッフの数が明らかに少なく、勤務時間内に全ての作業を行うことが不可能だったからです。その為、休日出勤をすることもあったのですが当然のようにそれも支払われませんでした。スタッフの数は増やさないということや、残業代の為ではなくお店の為に働くようにということを店長会議で上司から言われていました。そういったことを私は理不尽に感じていた為、結婚という理由もありますが、迷わず退職しました。

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